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2021.06.25 法律記事 離婚・男女問題

改正ストーカー規制法の施行について

ストーカー規制法が改正され、警告、禁止命令、さらには刑罰の対象行為が拡大されました。

令和3年6月15日から新たに規制される行為

① 実際にいる場所における見張り

・相手方がたまたま立ち寄っていた店舗に押し掛ける行為
・相手方の旅行先のホテルの付近をみだりにうろつく行為
などが新たに規制対象となります。

※住所、勤務先、学校など相手方が通常いる場所の付近での待ち伏せなどは既に規制対象とされています。

 

 

② 拒まれたにもかかわらず、連続して、文書を送る行為

拒まれたにもかかわらず
・自宅や勤務先に毎日手紙を送る行為
・自宅の郵便受けに直接手紙を何度も投函する行為
などが新たに規制対象となります。

※拒まれたにもかかわらず、電話、ファックス、電子メール、SNSメッセージを送る行為は既に規制対象とされています。

令和3年8月26日から新たに規制される行為

①GPS機器等を用いた位置情報の無承諾取得

・相手方の承諾なく、相手方の所持するGPS機器の位置情報を取得する行為
・相手方の承諾なく、相手方の所持するものにGPS機器を取り付ける行為
が新たに規制対象となります。

コメント

今回の法改正では、密かにGPS機器を取り付けて位置情報を取得することを規制対象に加えたことで注目されています。
法改正の背景として、従前の法律下ですと、元交際相手の自動車にGPSを密かに取り付けて位置情報を取得するといった行為が規制対象に含まれないという問題が生じていました。それに対処するためこの度の法改正となりました。

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