離婚する時に相手に支払う「婚姻費用」って、具体的にどうやって計算されるんですか?

婚姻費用を計算する際には、「標準算定方式」という方法が使われます。
この方法では、まず、婚姻費用を請求する側(権利者)と支払う側(義務者)それぞれの年間の手取り収入(これを「総収入」といいます)をもとに、
公租公課(税金など)や仕事をするためにかかる必要経費などを差し引いた「基礎収入」というものを計算します。
次に、この基礎収入の合計額から、親と子どもの生活に必要な割合(「生活費指数」というものが使われます)を用いて、家族全体の生活費を按分します。
その中で、権利者と子どものために必要な金額から、権利者自身の基礎収入などを差し引いた残りが、義務者が支払うべき婚姻費用として算定される
という考え方です。
これは、夫婦と子どもが一緒に生活していると仮定して、必要な生活費をそれぞれの収入に応じて分担するという考え方に基づいています。

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